離婚率の増加や家族間の犯罪について。

総務省統計局のデータによると、日本の人口は2018年(平成30年)6月1日現在、1億2652万人といわれており、減少傾向にあります。

2000年から2008年の離婚件数では、おおよそ20万組もの夫婦が協議離婚や裁判などを経て離婚していると考えられ、上昇の一途を辿っています。(厚生労働省の離婚件数による)

この離婚率はどういうことを示しているのでしょうか。

本来人間は愛を求めて恋愛・結婚をします。しかしそこには愛が存在していないため本当の平和を感じることが出来ないのです。

例えば結婚記念日や誕生日など二人で甘い時間を過ごそうとしてもだんだんと義務的、重荷にすら感じてしまう人も少なくないのではないでしょうか。

一体どうすれば夫婦仲が良くなるのかとあれこれ模索しても上手くいくことはまれで、関係がこじれてしまう場合もあるのです。

人によっては、丹念に目元を強調したメイクでイメージを変えたり、香水を手首や耳元につけて印象づけたり、女性らしさに溢れたファッションで外見を装ったりもします。

しかし、どんなに努力しても出会ったころの熱い思いやときめきを取り戻せず、思うように男性を操作しようとしても出来ずに徐々にむなしさを感じてしまいます。

挙句の果てには、怒りや憎しみ、嫌悪感や倦怠感すら抱き始めることも無きにしも非ずなのです。

場合によっては他の異性に恋心を抱き、その満たされない思いを満たそうとしてじわじわと浮気や不倫に走って溺れてしまうケースも。

男性は、基本的には名誉やお金を本能的に追い求めて生きています。

そのため、妻から愛を求められても思うように愛せず理解に苦しみどう扱っていいか分からなくなってしまうのです。

妻は妻で夫から思うように愛を得られず、物足りなさを感じてしまうので、夫婦間には愛の温度差が生じ、反発や亀裂が生じます。

女性は愛されていないと生きていけず、そんな夫を見ては自分は愛されていない、駄目だといっては劣等感を感じ、いじけたりします。

猜疑心や嫉妬心を抱いたり、または夫に対して徐々に不満や不平をこぼすようになっていくのです。

男と女が一生かけて深い愛を成すことは本当に難しく、男女が互いに愛し合い持続させることは不可能に近いからです。

昔は、女性も専業主婦だったり姑と同居して二世帯で暮らしたりと、家にいることが当たり前で、例え姑や夫に不満を感じていても、死ぬまで我慢して一生を送る人も多かったことでしょう。

しかし、現代では核家族化や少子化が進み、そういった面倒なしがらみに縛られることがなくなったこともあって、簡単に離婚できるようになったことも事実です。

また現代人は、親からまともに愛されてこなかったり、親自身も親から愛されておらず離婚に至ってしまう点もあるのだと思います。

例えば、ニュースを見ていても家族間で傷つけあったり憎しみあったり虐待したりして、家族で争いあっているケースも少なくありません。

最近は、親が子どもに対して友達のように接してコミュニケーションをとっていたり、子どもをペット化して育てている親も増えています。

なかには自分のストレスを子どもにぶつけ、しつけと称しては激しい怒りで攻め立てたり怖がらせたりする父親や母親もいることでしょう。

これらの多くは、愛を知らずに生きてきて、愛が存在していることを心から信じられないことも一つの要因なんだと思います。

そして世の中のほとんどが、家族愛、異性の愛、友人愛こそが人間にとっての最大の幸せだと語ってますが、そこからは本当の平和は得られないのです

それでも、中には家族愛、異性の愛、友人愛で幸せを感じている人もいるかも知れません。

一方で愛が冷え切っているのを表すかのように、今家族間での犯罪がニュースで取り沙汰されています。

心が満たされて愛に満たされている時、人は誰かの存在を脅かしたり、家族間で犯罪を犯すこともなく平和に生きられます。

現代は戦争や暴力こそ表立ってやることは少なくなりましたが、心に不安や憎しみ、嫉妬心を知らず知らず抱えて生きている人が少なくありません。

心を間違った方向に使うとやはり苦しみを感じてしまうからです。

喜びや希望を抱くことはおろか、精神病を患ったり、人によっては肉体が病気になってしまったり、場合によっては仕事や家族をも失ってしまうこともあるのかも知れません。

そして、世の中のありとあらゆる情報は愛の様な目に見えないものよりも、目に見える物を手に入れることこそ幸せだと洗脳されているのです。

2018年 7月12日