
1990年代始め、ある映画を見て物凄く感動して泣いたことがあった。
その映画とは、米映画の「ボディーガード」である。
内容はラブサスペンスで男女間の恋愛だ。
映画の内容よりも音楽に最も感動していたのだと思う。
レンタルショップでサントラのCDを借り、自宅のコンポでカセットテープ
にダビングする。
昔CMで中森明菜が黒いボディコン姿で踊っていたPioneer Private
シリーズの黒くて大型のコンポだった。
臨場感を出したくて別売りのサラウンドスピーカーも二つ付けた。
それを受験のお祝いで親に買ってもらっていたのだ。
こんな高価な物を買ってもらうことは後にも先にも二度となかった。
ハイポジのカセットテープをcarrozzeriaのカーオーディオにセットし
そのサントラを何度も何度も車の中で繰り返し聞いていた。
I Will Always Love YouとI Have NothingとRun to Youと
Jesus Loves Meを好んで聞いた。
久しぶりに聞こうとJesus Loves Meを検索してみると、You tube動画で
500万回(2018年8月3日現在)もカウントされていた。
You tubeのカウントは不正の可能性もあるが、凄い数であった。
Whitney HoustonとMariah CareyのWhen You Believeの動画にしても
1.6億回再生されていた。
どちらの曲も力強さをどこからともなく感じられたのだ。
-あとがき-
個人的には「アイ・ハブ・ナッシング」は、何か女神っぽい感じがしました。
ボディガードの映画の中の音楽に心を動かされ、感動してよく泣いていました。
力強さも伝わってくるからかっこいいんですよね。
聞いている自分も元気になりますし、他の音楽とは完全に一線を画していると思ったんです。
アレンジもコーラスも日本人とは違った雰囲気や表現力が伝わってくるんです。
民族や文化、育った環境などによって人それぞれ個性が違うのでしょう。
その数年後、同級生のホテルウェディングで賛美歌を初めて歌い、知らず知らず泣いていたのを覚えています。
「ウェン・ユー・ビリーブ」にしてもバックに映る「プリンス・オブ・エジプト」の出エジプトでのシーンにしても熱い思いが伝わってきます。
それとは別ですが、この後から徐々に夜孤独を感じることが増えていったんですよね。
それが何なのか当時は分からなかったんです。
霊界というものがこの世に確実に存在していて、人々がそこから多大な影響を受けてた…ということを知った今、子どもの頃なぜあれほどまでに悪夢に苦しみ続けていたのか謎でしかなかった現実の世界が、自分の中で少しずつ繋がった気がしたんですよね。
2018年 8月 4日